サイボウズ株式会社でインターンに参加してきました

これは何

9/9から9/13までの5日間、サイボウズ株式会社でサマーインターンに参加してきました。その時の参加記です。

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きっかけ

サマーインターンを何にしようか考え始めた5月くらいにインターンの募集を見つけて応募しました。
選んだ理由としては「自分がチャレンジしてみたかったインフラ関連のコースがあったこと」「待遇が他と比べてよかったこと」あたりです。5月終わりくらいのかなり早いタイミングで合格をいただいたので参加することになりました。

参加したコース

今回は「クラウド基盤コース」という部門に参加することになりました。募集要項をみても特にこれを必ずやりますというものは決まっておらず、自分が興味のある内容のテーマを自由に選ぶことができるようでした。
事前にどのようなことをやるかはあまり知らされていなかったため、行ってから流れに身を任せようみたいな調子でインターンが始まりました。

インターンの内容

1日目: オリエンテーション&テーマ決め

順調に1日目が開始...と思いきやこの日は台風が前夜に直撃してJR始め多くの路線が運転を見合わせていたあの日でした。
インターン初日だったため在宅作業にすることもできなかったため、集合時間を12時にずれることになりました。全く電車が動かずたどり着けない人もちらほらいて大変そうでしたが簡単なオリエンテーションとランチの後業務が始まりました。
僕たちはサイボウズ内のSite Reliability Engineer (SRE)チームで業務を行うことになりました。同じチームのインターン生が僕以外にもう一人いたのでインターン2人とメンター3人ほどを中心に作業を進めていきます。
1日目に議論を進めていく中で早速気づいたのですが、僕は思っていたよりインフラの知識が備わっていませんでした。 知らない言葉が大量に流れてくるので喋りつつググりつつとにかく疑問点を投げまくることをしていました。インプットはもともと大好きですが流石に分量がすごかったですね。
そんな感じでディスカッションを行い、テーマとして「既存のサービスをコンテナ化してkubernetes上で動作させる」というものに決まりました。

2~4日目: 開発

実際の業務を手伝っている形なので、この日程で何をするというのは特に決まっておらず、進捗に合わせてメンターさんと話し合いながら作業内容を決めていくスタイルでした。とりあえず僕は周りの話や作業風景をみながらわからない知識をひたすらインプットしながら実装が見えたら手伝う、といったスタンスで作業していました。ディスプレイを使ってあれこれ議論しながら開発を進めていけたのでチーム開発のとても良い経験ができたと思います。

具体的な作業内容ですが、3日目にダミーのnginxコンテナとの疎通が確認できたので、それ以降はその部分を今回扱うアプリケーションに置き換える実装を行なっていました。アプリケーションが動作するのに必要なツール類は作成済みのdockerイメージがあったのでそこまで難しくなかったのですが、Pythonの謎のimportエラーなどに悩まされて思ったより時間がかかってしまいました。
結局、置き換えたアプリケーションで疎通が完了したのは成果発表を行う日の朝でした。

ちなみに僕が今回の作業の全体像を一通り理解したのは4日目でした。5日間のインターンなのでこれから面白くなりそうというところで終わってしまいました。

5日目: 成果発表

5日目は僕は開発をせずにスライド作りを行なっていました。その間にも相方が発表用のデモの準備やコンテナのさらなる改良をしてくれていたので大変助かりました。
作業内容は一通り理解できる状態にはなっていたのですが、果たしてこれを成果発表で他のチームの人に理解させるにはどうしようという部分でかなり悩みました。そのまま説明すると皆がポカーンとしてしまう構図が容易に想像できたのでできるだけ概要だけをわかりやすくなぞりつつ嘘は言わないようにいい感じにスライドを作成しました。

成果発表は特に問題なく行うことができました。詳細はわからなくても、なんとなくどんな領域のことをやっていたかが伝わっていたらいいなと思っています。

所感・感想など

バリバリの実務経験ができた

クラウド基盤コースはあらかじめ作業内容が決まっているわけではなく、インターン開始後に何をするべきかの話し合いから始まりました。
他のコースだと業務内容が完全に固定されていることもあるそうですが、僕らのコースはそれが一切なかったので個人的にはとてもいい経験ができたと思っています。ただ、答えをメンターさんですら知らないような部分もあったのでレベルとしては比較的高めだったと思います。

社風がしっかりと定まっていて過ごしやすい環境だと感じた

社員にとって働きやすい環境が整っていると感じました。年功序列や過剰な上下関係が存在せず、比較的フラットな立場で意思の反映ができる環境に魅力を感じました。お土産としてもらった社長の青野さんの書籍も一通り読んでみたのですが、良い組織を作るための考え方がとてもわかりやすくまとまっていていい勉強になりました。

技術力の高い社員さん・インターン生が集まっていた

それぞれ得意分野を持ったメンバーが集まっているなと感じました。社員の方は業務以外にも講師として大学などで講義を行なっている人や趣味の開発に本腰を入れている人など色々なメンバーがいました。インターン生もポテンシャルの高そうな人たちばかりでこの企業の人気の高さを感じました。

ランチが美味しかった

社内の弁当×2と外食×3をご馳走になりました。個人的には最終日に食べた海鮮丼が一番好きでした。ただ、日本橋は意外と良心的な価格のランチを食べれる店が多くないようです。f:id:yuji9511yuji:20190919183549p:plain

おわりに

5日間ですがとても密度の濃い経験ができました。協力していただいた社員や他のインターン生にはとてもお世話になりました! 色々な新しい技術領域を知ることができたのでこれを機にさらに知識を深めていければなと思っています。